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ひないち
ふりがな文庫
“ひないち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雛市
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雛市
(逆引き)
海賊橋から江戸橋を渡って、
伊勢町
(
いせちょう
)
を突き当たると
大伝馬町
(
おおでんまちょう
)
、そこから左へ曲がると、もう
雛市
(
ひないち
)
の始まっている
十軒店
(
じゅっけんだな
)
の通りでした。
右門捕物帖:37 血の降るへや
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
旅にある縫助はその日と翌日とを知人の訪問に費やし、出て来たついでに四条の
雛市
(
ひないち
)
を見、寄れたら今一度正香のところへも寄って、京都を辞し去ろうという人であった。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
橋詰
(
はしづめ
)
の、あの
大樹
(
たいじゅ
)
の柳の枝のすらすらと
浅翠
(
あさみどり
)
した下を通ると、樹の根に一枚、
緋
(
ひ
)
の
毛氈
(
もうせん
)
を敷いて、四隅を美しい河原の石で
圧
(
おさ
)
えてあった。
雛市
(
ひないち
)
が立つらしい、が、
絵合
(
えあわせ
)
の貝一つ、
誰
(
たれ
)
もおらぬ。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
初午
(
はつうま
)
に
雛市
(
ひないち
)
、梅見に天神祭り、二月の行事といえばまずこの四つです。
右門捕物帖:37 血の降るへや
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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