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ひとなしむら
ふりがな文庫
“ひとなしむら”の漢字の書き方と例文
語句
割合
人無村
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人無村
(逆引き)
人無村
(
ひとなしむら
)
で、とんだ
命
(
いのち
)
びろいをしたッきり、
白旗
(
しらはた
)
の
森
(
もり
)
のおくへもぐりこんでしまった
竹童
(
ちくどう
)
も、ほんとに、
頭脳
(
あたま
)
がいいならば、いまこそどこかで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おれか、おれは
裾野
(
すその
)
の
折角村
(
おりかどむら
)
だ、だがいまあの村には、
桑畑
(
くわばたけ
)
の
蚕婆
(
かいこばばあ
)
と、おれの親方だけしか住んでいないから
人無村
(
ひとなしむら
)
というほうがほんとうだ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人無村
(
ひとなしむら
)
をかけぬけて、
渺漠
(
びょうばく
)
たる
裾野
(
すその
)
の原にはいると、
黒馬
(
こくば
)
の
将
(
しょう
)
は、
鞍
(
くら
)
のうえから声をからして、はげました。
雨
(
あま
)
ヶ
岳
(
たけ
)
の火はまだ赤々ともえている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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