“ひとがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人垣66.7%
人墻16.7%
人堵8.3%
人牆8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、人垣ひとがきをなして、何か、わいわい騒いでいる群れがある。ケケケケコッ……と軍鶏しゃものするどいなき声もする。
いと更におもてつつまほしきこの場を、頭巾脱ぎたる彼の可羞はづかしさと切なさとは幾許いかばかりなりけん、打赧うちあかめたる顔はき所あらぬやうに、人堵ひとがきの内を急足いそぎあし辿たどりたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ふと見ると遠くの方の樹の下に女が休んでいて、それを少年達が取り巻いて人牆ひとがきをつくっているのが見えた。すると皆が言った。
阿宝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)