“ひとおど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一嚇33.3%
一脅33.3%
一躍33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ふん、畜生、云わねえつもりだな! 金仏かなぶつのように黙っていやがる! おしが自慢でもあるめえに。よし手前がその気ならもう一嚇ひとおどし嚇してくれる。ヤッ
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まず一脅ひとおどかし脅かしたという噂もあり、また一方には、大した狭い家でもないのに、居間や書斎を空っぽにして、わざわざつかしく厳めしい本を玄関に積み重ね
すると下から下士が一人、一飛びに階段を三段ずついなごのように登って来た。それが彼の顔を見ると、突然厳格げんかくに挙手の礼をした。するが早いか一躍ひとおどりに保吉の頭をおどり越えた。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)