一躍ひとおど)” の例文
すると下から下士が一人、一飛びに階段を三段ずついなごのように登って来た。それが彼の顔を見ると、突然厳格げんかくに挙手の礼をした。するが早いか一躍ひとおどりに保吉の頭をおどり越えた。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)