“ひっぱっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引張100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是非顔を合せなければならない場合には、誠太郎か、縫子か、何方どっち引張ひっぱって父の前へ出る手段を取っていた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
英艦に投ずそれはさて置きここに薩摩の船を二艘此方こちら引張ひっぱって来ると云う時に、その船長の松木弘安まつきこうあん(後に寺嶋陶蔵てらじまとうぞう又後に宗則むねのり)、五代才助ごだいさいすけ(後に五代友厚ともあつ)の両人が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
れする中に私がわずらついて、その事は病後まで引張ひっぱって居て、病気全快に及ぶとうときだから、明治三年にいよ/\放免になりましたが、ただ残念で気の毒なのは
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)