“ひっとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
筆頭75.0%
筆套12.5%
筆筒12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掛札が筆頭ひっとうから五枚までの者は汗を拭くのにも、風呂場を使うが、平手幹太郎は六枚目なので、ひらの門人と同じように、井戸端へ出なければならなかった。
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
怪庵、筆にかぶせてある銅の筆套ひっとうを抜き、指のさきにて筆の穂をいぢりながら、善く書けさうだな、といふ。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
竹下氏は朝鮮がわらの蒐集家として聞えているが、その蒐蔵の中には多くの見事なせんや瓦の外に、菓子型、筆筒ひっとう真鍮しんちゅう香炉こうろなど優品が多い。いずれも忘れ難いものであった。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)