“ひっかた”の漢字の書き方と例文
語句割合
引傾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちばし引傾ひっかたげて、ことんことんと案じてみれば、われらは、これ、余りたちい夥間でないな。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
くちばし引傾ひっかたげて、ことん/\と案じて見れば、われらは、これ、余りたち夥間なかまでないな。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
はてしがないから、おおきな耳を引傾ひっかたげざまに、トてのひらを当てて、燈明の前へ、その黒子ほくろを明らさまに出したていは、耳が遠いからという仕方に似たが、この際、判然はっきり分るように物を言え
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)