“ひじか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肱掛58.3%
肘掛33.3%
臂掛8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日、例の下のへやにはいってゆくと彼は一種の戦慄せんりつを感じた。肱掛ひじか椅子いすは二つともなくなっていた。普通の椅子さえ一つもなかった。
肘掛ひじか椅子いすをガス・ストーブのそばきずっていって、疲れた身体からだをぐったりとその上に乗せた。
五階の窓:02 合作の二 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
三人の古風な寝室係の女中が寝室へはいって来ると、間もなく伯爵夫人があらわれて、死んだ者のようにヴォルテール時代の臂掛ひじかけ椅子に腰を落とした。