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ひきまく
ふりがな文庫
“ひきまく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
引幕
80.0%
引捲
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引幕
(逆引き)
ある日
特
(
こと
)
に
小介
(
こもの
)
をして大きなる新調の
引幕
(
ひきまく
)
を持ち来らしめ、こは自分が自由民権の大義を講演する時に限りて用うべき幕なれば、何とぞわが敬慕する
尊姉
(
そんし
)
の名を記入されたく
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
二絃琴を
拡
(
ひろ
)
めようとする気持ちと、おしょさんの派手ずきとから、
引幕
(
ひきまく
)
を贈ることもあった。藤の花の下に
緋
(
ひ
)
の敷もの、二絃琴を描いてあとは
地紙
(
じがみ
)
ぢらしにして名とりの名を書いたりした。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ひきまく(引幕)の例文をもっと
(8作品)
見る
引捲
(逆引き)
それ故私は旅館の寝床の毛布を
引捲
(
ひきまく
)
る時にはいつも嫌悪の情に身を
顫
(
ふる
)
わす。ここで
昨夜
(
ゆうべ
)
は誰れが何をした。どんな不潔な忌わしい奴がこの
蒲団
(
マトラ
)
の上に寝たであろう。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
秀吉は此の時、遙か後の山上に立ち、あれを見よ、あれを見よとばかりに指さし、
臀
(
しり
)
を
引捲
(
ひきまく
)
り小躍りしたと云うから、相当に目覚しい攻撃振りだと思われる。もっとも臀をまくるのは秀吉の癖である。
小田原陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ひきまく(引捲)の例文をもっと
(2作品)
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