“ばんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
挽回83.3%
輓回16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく大勢挽回ばんかいのためであろう、さもなければ、かねて通謀している大名と、江戸でなに事か起こすためかもしれない。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
受験準備へ食い込む分を人生観察で挽回ばんかいしようと思って、診察にも成る可く立ち合うことに努めた。学校も学校、小説家修行も小説家修行である。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
これは今夜はじめて諸君にかぎり発表する最高の機密であるが、実は、わがイギリス軍は、最早もはや如何いかんともすべからざる頽勢たいせいを一挙に輓回ばんかいせんがために、ここに極秘ごくひの作戦を研究しようとしている。
これは今日において何らかしかるべき輓回ばんかいの策を講じなくてはならない、と、こう考え及んだのであります。