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ばふさ
ふりがな文庫
“ばふさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
場塞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
場塞
(逆引き)
「せっかく
親爺
(
おやじ
)
の
記念
(
かたみ
)
だと思って、取って来たようなものの、しようがないねこれじゃ、
場塞
(
ばふさ
)
げで」と
零
(
こぼ
)
した事も一二度あった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
君おれたちは、善男善女でもこれで地獄は一遍たっぷり通って来た人間たちだよ。だが極楽もあまり永く
場塞
(
ばふさ
)
ぎしては済まないと思って、また地獄を
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「
折角
(
せつかく
)
親爺
(
おやぢ
)
の
記念
(
かたみ
)
だと
思
(
おも
)
つて、
取
(
と
)
つて
來
(
き
)
た
樣
(
やう
)
なものゝ、
仕樣
(
しやう
)
がないね
是
(
これ
)
ぢや、
場塞
(
ばふさ
)
げで」と
零
(
こぼ
)
した
事
(
こと
)
も一二
度
(
ど
)
あつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
はじめて気の付くのは、いつぞや京都の春で、二回会ったきりの画家と歌人夫妻のいった言葉だ。「おれたちは、極楽の
場塞
(
ばふさ
)
げを永くするのも済まないと思って、地獄の席を探しているところだ」
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
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