“ばくばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漠々81.6%
寞々7.9%
幕々2.6%
漠漠2.6%
獏々2.6%
莫々2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漠々ばくばくたる大虚の中に散乱せる物質は一団また一団相集合して、ついに無数の天体を形造るに至り、我が太陽生れそれに附随する数百の遊星現われ
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
やがて、女が一言二言何かつぶやきながら、廊下へ出て行くと、パチンと頬を殴る音が続けざまに聞えていたが、やがてまた外は無気味な、汚水のような寞々ばくばくとした静かさになった。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
幕々ばくばくの諸将と評議していると、そこへ成都から費褘ひいが勅使として下ってきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
溪雲漠漠水冷冷 溪雲けいうん漠漠ばくばくたり 水冷冷れいれいたり
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
そこに姿が消えたかと思うと、はや莫々ばくばくたる砂塵一陣、駆けつけてくるや否
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)