“はんすう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反芻96.2%
半数3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この即興と反芻はんすうとを兼ねた小天才は、この単句をどこから見つけ出したか知らないが、しきりに繰返しては小船の縁をゆすぶっている。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼は矢張り黙りこくって、今までの成り行きを一生懸命反芻はんすうしてみたのだが、その記憶は極めて断片的なものでしかなかった。
自殺 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
是天地方円はうゑんあひだ生育そだつゆゑに、天地のかたちをはなれざる事子の親にるに相同じ。雪の六出りくしゆつする所以ゆゑんは、ものかず長数ちやうすういん半数はんすうやう也。
と思うとその半数はんすうは、どこかへこつぜんと見えなくなった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)