“はやおけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
早桶81.8%
棺桶18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行列はまだ尽きないのかと、また背延せいのびをして見下みおろした時、自分は再び慄とした。金盥かなだらいと金盥の間に、四角な早桶はやおけはさまって、山道を宙に釣られて行く。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それとも……それとも愛子の目が憎々しく笑っているその前で眠るように息気いきを引き取りましたか。どんなお葬式が出たんです。早桶はやおけはどこで注文なさったんです。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
……まだ、そう大して時刻もたっていない、三枚駕籠さんまいで行ったら湯灌場ゆかんばあたりで追いつけるかも知れねえ。……おい、ひょろ松、これから棺桶はやおけの取戻しだ。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「白尾さん。この折詰を積んだ形が大一番の棺桶はやおけなどは、どんなものです。」
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)