“かんおけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
棺桶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいぜん明智の事務所へ運ばれた棺桶かんおけようの木箱の中には、神谷が恐れたような死体ではなくて、このマネキン人形がはいっていたのだ。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「じゃア君、頼むよ、一時間でも早く届くように。」と待たして置いたくるまに乗移って、「片脚かたあし棺桶かんおけに掛ってるんだから気が短かくなった。」
政府で歳入の帳尻ちょうじりを合わせるために無茶苦茶にこの材木の使用を宣伝し奨励して棺桶かんおけなどにまでこの良材を使わせたせいだといううわさもある。
災難雑考 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)