“くわんをけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
棺桶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着飾つた坊さん、はだし位牌いはい持ち、ひつぎ、——生々しい赤い杉板で造つた四斗だるほどの棺桶くわんをけで、頭から白木綿で巻かれ、その上に、小さな印ばかりの天蓋てんがいが置かれてある。
野の哄笑 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
あの救貧院の棺桶くわんをけに押し籠められて、貧民の墓の中で腐つて了ふのより、どれだけましか知れない。
持參ぢさん致し所化僧しよけそう一人檀家三人差添さしそへ千住燒場光明院へ火葬くわさうの者送込候處其後所化僧檀家だんか棺桶くわんをけすて置逃去候由光明院くわうみやうゐんより掛合越候へども當寺に於て右樣の覺え御座なく候に付此段御屆おんとゞけ申上おき以上いじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)