“はなあやめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
花菖蒲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花菖蒲はなあやめ、風もゆかりの身がくれに
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ただ南谿が記したる姉妹のこの木像のみ、外ヶ浜の沙漠の中にも緑水オアシスのあたり、花菖蒲はなあやめ、色のしたたるを覚ゆる事、ともえ、山吹のそれにもまされり。幼き頃より今もまたしかり。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
金子きんすは持ち合せていないし、何も礼につかわす物がないが……これはわしの刀に付けておる目貫めぬきで、鉄地に花菖蒲はなあやめ象嵌彫ぞうがんぼり作銘さくめいもないが、持ち馴れた品じゃ、かたみに上げるから納めておいてくれ
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)