“はつかねずみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二十日鼠61.9%
廿日鼠19.0%
鼷鼠14.3%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その怖い怖い祖父が、翁の前に出ると、さながら二十日鼠はつかねずみのようにと縮みになるのを見て筆者も文句なしに一縮みになった。
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
「大鼠や、廿日鼠はつかねずみがたくさんいるわ。ちょろちょろ出て来て、うるさいけど、慣れればやかましいとも思わないわ。ただ枕の上を飛び越えたりされると、いやですけど。」
兎を野猫児とはこれを啖肉獣たる野猫の児分こぶんと見立てたのか。ただしノルウェーの兎は雪をくぐって鼷鼠はつかねずみを追い食う(一八七六年版サウシ『随得手録コンモンプレース・ブック』三)
ここにおいて牧羊犬と猫が、懸命になって免状を捜したが、はつかねずみんでしまったので見当らなんだ。猫大いに怒って鼷と見れば殺して食う事となった。