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はちこう
ふりがな文庫
“はちこう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
八公
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八公
(逆引き)
省線電車渋谷駅の人気者であった「忠犬」の
八公
(
はちこう
)
が死んだ。生前から駅前に
建立
(
こんりゅう
)
されていたこの犬の銅像は
手向
(
たむけ
)
の花環に埋もれていた。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
この題を得たる
八公
(
はちこう
)
熊公
(
くまこう
)
の徒はなかなか以て「
朝比奈
(
あさひな
)
の
曾我
(
そが
)
を
訪
(
と
)
ふ日や初松魚」などいふ句の味を知る者に非ず
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
その子分として用いた者が多くは無学の
熊公
(
くまこう
)
八公
(
はちこう
)
の
類
(
るい
)
であったから、かくのごとき
紋切形
(
コンヴェンション
)
を
設
(
もう
)
け、これによりて
統御
(
とうぎょ
)
の
便
(
べん
)
を
計
(
はか
)
ったのも、あるいは止むを得なかったことであろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
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