“はかりずみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
計量炭50.0%
量炭50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だからお前さんがも少し精出しておくれならこの節のように計量炭はかりずみもろくにかえないような情ない……」
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それに御宅は御人数ごにんずも多いんだから入用いることも入用サね。あたしのとこなんか二人きりだから幾干いくら入用いりゃア仕ない。それでも三銭五銭と計量炭はかりずみを毎日のように買うんだからね、全くやりきれや仕ない
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
帰路かえりみちに炭屋がある。この店は酒もまき量炭はかりずみも売り、大庭もこの店から炭薪を取り、お源も此店ここへ炭を買いに来るのである。新開地は店を早くしまうのでこの店も最早もう閉っていた。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
磯吉の食事めしが済むとお源はざるを持て駈出かけだして出たが、やがて量炭はかりずみを買て来て、火を起しながら今日お徳と木戸のことで言いあったこと、旦那が木戸を見て言った言葉などをべらべら喋舌しゃべって聞かしたが
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)