“のぶれば”の漢字の書き方と例文
語句割合
陳者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陳者のぶれば蒔岡様之件その後協議申候処御縁無之これなく申候間何卒御先方様へその旨御伝願上候御都合も有之候事ゆえ取急ぎ御返事申上候
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
陳者のぶればかねてより御通達の、潮流研究用とおぼしき、赤封蝋ふうろう附きの麦酒ビール瓶、拾得次第届告とどけつげ仕る様、島民一般に申渡置候処もうしわたしおきそうろうところ、此程、本島南岸に、別小包の如き
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
正月は明けましてで始まり、演説は満堂の紳士淑女諸君で始まり、手紙は拝啓陳者のぶればで始まる。しかし日記は何で始まるものか、はじめからして分らないのだから、全然てんで見当がつかない。弱っちまう。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)