“のどじまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喉自慢60.0%
咽喉自慢40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
容貌きりようよき女太夫おんなだゆうかさにかくれぬゆかしの頬を見せながら、喉自慢のどじまん、腕自慢、あれあの声をこの町には聞かせぬが憎くしと筆やの女房舌うちして言へば、店先に腰をかけて徃来ゆききながめし湯がへりの美登利
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大分後の話だけれども、秋葉の原が火除地ひよけちであった時分は、夏の月夜などに大和町辺の駄菓子職人の中から、咽喉自慢のどじまんの連中がやって来て、涼みながら唄をうたったものだという。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
若い時は咽喉自慢のどじまんでこが立てなどにはいつも重吉は大声をはり上げて音頭をとった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)