“にゅうよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
入用100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小六はたもとから半紙を何枚も出して、欠席届が入用にゅうようだからこれに判を押してくれと請求して、僕は退学か在学か片がつくまでは勉強ができないから
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
糟谷かすやはつくづくと、自分が過渡期かとき中間ちゅうかん入用にゅうようざいとなって、仮小屋的任務かりごやてきにんむにあたったことをやんだ。なみだがいつのまにかまぶたをうるおしていた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
だが、どんな入用にゅうようなものでも容易に買ってくれないことを知っていた私は、それを願うのにも気がねをした。恐る恐る私は、絵具を買ってほしいと訴えた。すると叔父は