“にくや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肉屋66.7%
屠戸16.7%
肉痩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、ぼくは、ひとりのときは、まわりみちをして、肉屋にくや魚屋さかなやまえとおらないようにしました。
僕の通るみち (新字新仮名) / 小川未明(著)
我は巴里パリージのとある屠戸にくやの子なりき、昔の王達はやみなかくれて、灰色の衣を着る者獨り殘れるのみなりし頃 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
一向ひたぶるしんを労し、思を費して、日夜これをのぶるにいとまあらぬ貫一は、肉痩にくやせ、骨立ち、色疲れて、宛然さながら死水しすいなどのやうに沈鬱しをはんぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)