“なまじい”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されど今なまじいに鷲の首などとう時は、かの恐しき魔法使の整え来ぬともはかり難く因りて婆々ばばが思案には
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
食すべき「たのみ」のえさがないから、蛇奴も餓死うえじにに死んでしまいもしようが、なまじいの花くだし五月雨さみだれのふるでもなくふらぬでもなく、生殺なまごろしにされるだけに蛇奴も苦しさに堪えねてか
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)