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憖
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なまじい
ふりがな文庫
“
憖
(
なまじい
)” の例文
されど今
憖
(
なまじい
)
に鷲の首などと
謂
(
い
)
う時は、かの恐しき魔法使の整え来ぬとも
料
(
はか
)
り難く因りて
婆々
(
ばば
)
が思案には
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
食すべき「たのみ」の
餌
(
えさ
)
がないから、蛇奴も
餓死
(
うえじに
)
に死んでしまいもしようが、
憖
(
なまじい
)
に
卯
(
う
)
の花くだし
五月雨
(
さみだれ
)
のふるでもなくふらぬでもなく、
生殺
(
なまごろ
)
しにされるだけに蛇奴も苦しさに堪え
難
(
か
)
ねてか
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
憖
漢検1級
部首:⼼
16画