“なかなおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲裁33.3%
和平33.3%
返照33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驚いたのは他の貸元連で、小金井の半助、江尻の和助、鰍沢かじかざわの藤兵衛、三保ノ松の源蔵、その他の貸元ほとんど一同、一つ旅籠へ集まって、仲裁なかなおりの策を相談した。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私たちは時々争論いさかいをしました。けれどもすぐに和平なかなおりをして、学校ゴツコや何かをするのでした。私はよくアヤ子を生徒にして、聖書の言葉や、字の書き方を教えてやりました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
療治に愚かなかりしかど。いささか見直すところありとみしは。いわゆる返照なかなおりというものなりしが。勤が納涼よりかえりしよりにわかに容子変りきて。その翌日かえらぬ旅におもむきぬ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)