“とりかたづけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取片付40.0%
取旁付20.0%
取片着20.0%
取片附20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから手を分けて仏の取片付とりかたづけをいたしまして、葬式はいよ/\明後日と取極めました。藤原喜代之助は明日御登城のお供がありますから、うちに屋敷へ帰りまして、翌朝重役へ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「糞ッ止めて止まらぬぞ」ト独言ひとりごとを言いながら再びまさ取旁付とりかたづけに懸らんとすると、二階の上り口で「おまんまで御座いますヨ」ト下女の呼ぶ声がする。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
部屋などの取片着とりかたづけをしているうちに、翌日一日はじきに経ってしまった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
線路の上に五六人、たかって何やら見ていた。見ているのではない。取片附とりかたづけていた。雪が血に染って子供の死体は滅茶苦茶であった。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)