“とりおこな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
執行81.3%
取行12.5%
所理6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の者は死したるならんと思い、女のしたるまくら形代かたしろとして葬式を執行とりおこない、さて二三年を過ぎたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
忌日忌日の法事も若いのに似合わず念入りに執行とりおこなって、村中の仁義交誼こうぎを怠らないぶりを見せた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
藁葬こうそうという悲しくも悲しき事を取行とりおこなわせ玉わんとて、なかの兄と二人してみずから遺骸いがいきて山麓さんろくに至りたまえるに
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
だが大蛇おろちは大阪の実業家のやうに、土木技師に賄賂わいろを使ふ事を知らないので、石除は何の遠慮もなく取行とりおこなはれた。お蔭で大蛇おろちはその頃から棲むうちが無くなつてしまつた。
ところで父の左衛門太郎は馬術剣術の達人で気宇きう人を呑む豪傑ではあったが平常賭け事や喧嘩を好んで一向家事を治めなかったので一家の会計はわかい麟太郎が所理とりおこなわなければならなかった。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)