“とほの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遠退77.8%
遠野22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「広岡さん、貴方が何ぞといつてはお叱りになるもんですから、つい皆さんの足が遠退とほのくんでせうよ。」
私は遠退とほのいてゆく燭光あかりをじつと見まもつてゐた。彼は極めて靜かに廊下をよぎり、出來るだけ音をたてないやうに階段室のドアを開けて後をとざした。それで燈火あかりの最後の光も消えてしまつた。
遠野とほのも見たり——夏は来ぬ
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
遠野とほの鴿はとの面影に
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)