“とどのつまり”の漢字の書き方と例文
語句割合
結局100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でまず、最初の一つから、硝子粉グラス・シュタウブ浸剤インフュズム硫黄ズルフル単寧タンニン水銀メルクルオキゾス溶和剤レゾルフェンチア黄斑粉ディスティツェティン紅殻アイゼンメンニンゲ樹脂レギーナ——と読んでいって結局とどのつまりその頭文字を連ねるのです。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
結局とどのつまり、すべてが「鷹の城ハビヒツブルグ」に集注されてしまうのだが、そうして、二人はこの短時間のうちに、全身の胆汁たんじゅうを絞り尽したと思われるほどの、疲労を覚えたのであった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ところが、鐘声があるので、この思いつきだけで事件を終らせてしまうわけにはいかないのさ。構内に足跡がないと云うことは結局とどのつまり犯人が堂内にあり——と云う暗示なんだがね。」
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)