“とつち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取絞40.0%
取占20.0%
取緊20.0%
取締20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲田は先刻さつきからのムシャクシャで、今何とか言つて此の此木田父爺ぢぢい取絞とつちめるてやらなければ、もうその機會がなくなるやうな氣がして、口を開きかけたが、さて、何と言つて可いか解らなくつて
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「弱つた! 君がああして取緊とつちめてくれたのは可いが、この返報に那奴あいつどんな事を為るか知れん。明日あしたあたり突然どん差押さしおさへなどをくはせられたらたまらんな」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
で、何處かで久六はお艶に逢つて、散々取締とつちめられて、ツイ殺す氣になつたことだらう。——二番目娘のお勢もいろ/\の事を知つてゐた。