“とそつてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兜率天70.0%
都率天20.0%
兜卒天10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えばその第四の兜率天とそつてんという慾天の如きは、手をり合うだけでその充足を得る。第五の楽変化天らくへんげてんの如きは相い視て笑うことによってその充足を得る。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ねがはくは其事のいつはり妄にてあれかしと日比ひごろ念じまゐらせし甲斐も無う、さては真に猶此裟婆界しやばかいに妄執をとゞめ、かの兜卒天とそつてんに浄楽は得ず御坐おはしますや、いぶかしくも御意みこゝろばかり何に留まるらん
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)