“とくこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
徳子40.0%
得子20.0%
徳孤20.0%
独鈷20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「名ですか? 徳子とくこです」
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
ところが、帝の父、鳥羽上皇もまた、寵姫ちょうき藤原得子とくこ(美福門院)とのあいだに、皇子体仁なりひとの誕生をみられた。
藤原得子とくこ(美福門院)をいれて、かたときも、離し給わぬほどな愛しかたであった。
あとに二人は顔見合せ、徳孤とくこならずと笑壺えつぼる。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
帯の独鈷とくこ献上けんじょう、平ぐけ、印半纏しるしばんてん長繻絆ながじゅばん、——その長繻絆の燃え立つようないろにまじった刺っ子、刺っ子半纏……
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)