“とっこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
独鈷94.1%
銅躋5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お坊さんは、壇の上の独鈷とっこをとって押頂おしいただき、長い線香を一本たて、捻香ねんこうをねんじ、五種の抹香を長いのついた、真ちゅうの香炉こうろにくやらす。
尋常のあわせを着流しにしていて、独鈷とっこの帯か何かを締め、小刀を前にして、大の方を如上の如く提げているのですが、最も幸いなことには、全く
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼はいきなり傍の銅躋とっこを取って封生に向って投げつけたが、それでも怒りが収まらないのでその袖を掴んでびりびりと引き裂いた。
陳宝祠 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)