“とおや”の漢字の書き方と例文
語句割合
遠矢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「や、遠矢とおやじゃ。さりとは狼藉……」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「城兵が死を決して出てくる公算こうさんは多分にある。まず、さくをたてよ。桝形ますがた望楼ぼうろうきずけ。そして、城内へ、遠矢とおや、鉄砲を撃ちこみ、昼も夜も眠らすな」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
坂本さかもとの町に弓術きゅうじゅつの道場をひらいて、都にまで名のきこえている代々木流よよぎりゅう遠矢とおや達人たつじん山県蔦之助やまがたつたのすけという者であるが、町の人は名をよばずに、今為朝いまためともとあだなしていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)