“でんらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傳來42.9%
電雷28.6%
伝来28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでは支那しなから日本につぽん金屬きんぞく傳來でんらいしたことが、なぜわかるかといひますと、それはちょうどそのころ支那しな出來できふるぜにが、いつしょに發見はつけんされるからであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
馬を乗り捨て、また拾い乗ること四度、辛くも倉亭そうていまで逃げ走ってきて、味方の残存部隊に合し、ほっとする間もなく、ここへも曹洪、夏侯惇の疾風隊が、電雷でんらいのごとく突撃してきた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このばばはの、もう、家伝来でんらい一腰刀ひとこしを帯びて出る前に、ちゃんとご先祖様のお位牌いはいへ、おわかれを告げ、二つのお誓いをして参った——それは、家名に泥を塗った不埒ふらちな嫁を成敗すること。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)