“でんがく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:デンガク
語句割合
田楽89.4%
田樂10.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とんと竜宮の田楽でんがくで、乙姫様おとひめさま洒落しゃれあねさんかぶりを遊ばそうという処、また一段のおもむきだろうが、わざとそれがために忍んでも出られまい。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
呉楽がいかなるものであったかということは、猿楽さるがく田楽でんがくより能にまで至った仮面の伝統と結びついて興味ある問題である。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
居酒とともに安價やすくうりけるゆゑ日々大勢の人夫此豐島屋へ居酒をのみ田樂でんがく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いえ、隱居は雲丹が大嫌ひで、これは田樂でんがくの味噌がいけなかつたと申します」