“できば”の漢字の書き方と例文
語句割合
出来栄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこの家も長閑のどか団欒だんらんの晩景で、晩酌に坐った親父おやじが将軍の面をかむってみて家族の者を笑わせたり、一つの面を皆なで順々に手にとりあげて出来栄できばえを批評したり
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
以来二十番台の牽引力けんいんりょくが強くなって、大抵十八九番に重心じゅうしんたもった。これぐらいの出来栄できばえなら人から恨まれる心配はない。もっとクラスは常に一致和合して無事平穏だった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
特に初期の頃の仕事を見ると世にまれ出来栄できばえであるといわねばなりません。その模様において色合いにおいて、未だどの国も産まなかった独自の美しさを開きました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)