“できばえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
出来栄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾々われ/\が十六七のとき文天祥ぶんてんしやう正気せいきの歌などにかぶれて、ひそかに慷慨かうがい家列伝に編入してもらひたい希望で作つたものと同程度の出来栄できばえである。
艇長の遺書と中佐の詩 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ごく手堅い職人気質かたぎの残る仕事で、その出来栄できばえには見事なものがあります。ここに手仕事の道徳とでもいうものを、まともに感じさされます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
高尚な方へかたまっている人たちと、牙彫商人の売り物にはめて、貿易向き一方をやり、出来栄できばえは第二にして、まず手間にさえなればよろしいという側の人たちと