“てご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手籠85.0%
手伝5.0%
手強5.0%
手込5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物取り同様に相手を手籠てごめにして、その紙入れを無体に取りあげたという、うしろ暗いかどがあるからであろうと想像された。
半七捕物帳:17 三河万歳 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「マアそう云わんと、ちょっとやっつかわせ。手伝てごうするもんはいるんじゃけに……」
猫車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
最も世間の注意を惹かないで済むかとか、どの工場の支配人は手強てごわ相だとか、どの山林の管理人は少し低脳らしいとか、だからあの工場よりはこの山林の方を先に手離すことにしようとか
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
其癖其職人は娘を口で叱るばかりでなく、やゝともすると手込てごめにする事もあるのだ。
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)