“てきぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倜然33.3%
惕然33.3%
敵前33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丙午ノ春余大沼子寿ノもとニ飲ム。座ニ一人余ト年相クモノヲ見ル。白皙はくせきニシテ長大、意気倜然てきぜんトシテ顧譲スル所ナシ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
〔譯〕聖賢を講説かうせつして之をにする能はず、之を口頭こうとう聖賢と謂ふ、吾れ之を聞いて一たび惕然てきぜんたり。道學を論辯ろんべんして之をたいする能はず、之を紙上道學と謂ふ、吾れ之を聞いて再び惕然てきぜんたり。
青軍せいぐん危急ききゅうを救うべく、敵前てきぜんおいて危険きわまる低空の急旋転きゅうせんてんを行いたるところ、折柄おりから洋上には密雲のために陽光暗く、加うるに霧やや濃く、僚機との連絡至難となり
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)