“つらあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面当87.5%
面當12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つは継母を挙げた石原の利助への面当つらあてもあったでしょうが、とにかく、この時代には、こんな形式の捕物も決して珍しくはなかったのです。
第一に権兵衛が自分に面当つらあてがましい所行しょぎょうをしたのが不快である。つぎに自分が外記の策をれて、しなくてもよいことをしたのが不快である。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
おかん なに、あいつ等へ面當つらあてさ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「お願ひだ、殺してくれ。俺はもう生きるせいも張合も拔けた——二十年この方、女房まで追ひ出して、食ふや食はずでめた金だ。せめて盜んだ野郎へ面當つらあてに、頸でもくゝつて死んでやつてよ、化けて出てうらみが言ひてえ」