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つくもだに
ふりがな文庫
“つくもだに”の漢字の書き方と例文
語句
割合
九十九谷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九十九谷
(逆引き)
ちょうど広場とその頂との境に、
一条
(
ひとすじ
)
濃い
靄
(
もや
)
が
懸
(
かか
)
った、靄の下に、
九十九谷
(
つくもだに
)
に
介
(
はさ
)
まった里と、村と、
神通
(
じんつう
)
、
射水
(
いみず
)
の二
大川
(
だいせん
)
と、富山の
市
(
まち
)
が包まるる。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
辺
(
あたり
)
家の
構
(
かまえ
)
は、
件
(
くだん
)
の長い土間に添うて、
一側
(
ひとかわ
)
に座敷を並べ、
鍵
(
かぎ
)
の手に鍵屋の店が一昔以前あった、片側はずらりと板戸で、外は直ちに
千仭
(
せんじん
)
の
倶利伽羅谷
(
くりからだに
)
、
九十九谷
(
つくもだに
)
の一ツに臨んで、雪の備え厳重に
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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