“ぢんあい”の漢字の書き方と例文
語句割合
塵埃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今迄はこの山王山をめぐる外廓となつて、下町から来る塵埃ぢんあいを防いでゐた、烈しい生存競争から来る呻り声も、此森林の厚壁に突き当つては、手もなくね返されてゐた
亡びゆく森 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
身命しんめいなき下拙わたくしに御座候へば、死する事は塵埃ぢんあいの如く、明日を頼まぬ儀に御座候間、いづれなり死の妙所を得て、天に飛揚致、御國家の災難を除き申度儀と堪兼候處より、相考居候儀に御座候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
花粉のやうな塵埃ぢんあいの中
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)