“ちゅうざんせいおう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中山靖王100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは自称して、中山靖王ちゅうざんせいおう末裔まつえいとはいい給えど、聞説きくならく、その生い立ちは、むしろを織りくつあきのうていた賤夫という。——これを較ぶるに、いずれを珠とし、いずれを瓦とするや。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど自分は何をつつもう、漢の中山靖王ちゅうざんせいおう劉勝りゅうしょう後胤こういんで、景帝の玄孫にあたるものです。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちんは、弱冠のときより関羽、張飛と刎頸ふんけいまじわりを結び、戎馬奔命じゅうばほんめいの中に生きること三十余年、ようやく蜀を定めて後、諸人は、朕が中山靖王ちゅうざんせいおうえいであるところから帝位に推しすすめ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)