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ちそうざけ
ふりがな文庫
“ちそうざけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
馳走酒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馳走酒
(逆引き)
部下や村の者に山狩をさせたり、夜昼のけじめなく捜索に
奔命
(
ほんめい
)
させたりしておいて、自分は、陽が暮れればこの寺を宿として、
馳走酒
(
ちそうざけ
)
にあずかっているという身分らしい。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……
馳走酒
(
ちそうざけ
)
のひどいのをしたたか飲まされ、こいつは
活
(
いき
)
がいいと強いられた、
黄肌鮪
(
きはだ
)
の刺身にやられたと見えて、
家
(
うち
)
へ帰ってから煩った、思い懸けず……それがまた十何年ぶりかで
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もう
飲
(
いけ
)
やせぬ、と
空辞誼
(
そらじぎ
)
はうるさいほどしながら、
猪口
(
ちょく
)
もつ手を後へは
退
(
ひ
)
かぬがおかしき
上戸
(
じょうご
)
の
常態
(
つね
)
、清吉はや
馳走酒
(
ちそうざけ
)
に十分酔ったれど遠慮に三分の真面目をとどめて殊勝らしく坐り込み
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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