“ちくりん”の漢字の書き方と例文
語句割合
竹林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その※采があるとき竹林ちくりん七賢人しちけんじんの図をかいて、それが甚だ巧みに出来たので、観る者いずれも感嘆していると、一坐の客のうちに郭萱かくけんといい柳城りゅうじょうという二人の秀才があって
雛僧すうそうあり、寺の縁起を説くのかたはらけいに下るべきの路あるを指點し、わが爲めに導をさんことを乞ふ。則ち共に細徑さいけい竹林ちくりんうちに求め、石にすがり、岩にりて辛うじて溪に達す。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
霞亭の卜する所の宅は、所謂竹里の居で、西に竹林ちくりんを控へてゐた。林間の遺礎いそは僧涌蓮ゆれんが故居の址である。樵歌に「宅西竹林、偶見有遺礎、問之土人、云是師(涌蓮)故居、廃已久矣」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)