“だうぐだて”の漢字の書き方と例文
語句割合
道具立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしてすべて此の世界の飽くまで下世話げせわなる感情と生活とは又この世界を構成する格子戸、溝板どぶいた、物干台、木戸口、忍返なぞ云ふ道具立だうぐだてと一致してゐる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「まだ、なか/\だ。」と独言ひとりごとのやうにつて、「ちやうさん。あれア𢌞まはりの拍子木ひやうしぎつて道具立だうぐだて出来上できあがツたつて事を、役者の部屋のはうへ知らせる合図あひづなんだ。までにやアまだ、なか/\よ。」
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)